2011年11月02日

PTSDからの脱出―もう過去は振り返らない

自分なりに一所懸命生きてきたのに
誰も理解してくれない、解ろうとしてくれない
私の苦しみを解って欲しい
こんなに辛い想いをしてきたのだから
こんなに悲しみを背負って生きてきたのだから
こんなに頑張ってきたのだから
そして、今もこんなにも耐えているのだから
たった一人でもいい
こんな私の前に立ち止まって、聴いて!!
そう必死に訴え、叫び、もがいている

どこまでもいつまでも永遠に語り続ける
長い個人史を、まるでドラマを見るように語り続ける
決して終わりのない語らいの渦の中に生きている

すべては語り尽くせない
すべてを理解してもらえない
だれも立ち止まってはくれない
過去をどれだけ語っても書き換えられない
今までの人生すべてが、空しく、空虚で、虚無で、馬鹿らしく、アホらしく
泣いて、泣いて、慟哭し、
やがて涙も涸れ果て、声も嗄れ果てた

もう終わりにしよう
過去は過去
私は今を生きているのだから
いつも、いつの時も、今にしか居ないのだから
今は過去となり
未来はいつか今となる
私が居るのは、いつも「今」その時だけ

過去の中で出会うのは変えられない悲しみ、苦しみ、辛さ、恐怖とおびえ、寂しさだけしかない
たとえ、わずかばかりの「喜び」があったとしても
それはもう過去、そこには二度と戻れない
一条の「喜び」にしがみついていても
時に一掃され、過ぎ行くのみ

もう過去は振り返らない
もう二度と過去は語らない
過去は今を裏打ちしながら、未来へとバックアップしている
前だけを見据えて、今を生きる
そう「決意した」

安心・安全→想起・服喪追悼→再結合→共世界
PTSDからの脱出と人間性の回復


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posted by あい at 11:07| Comment(0) | PTSD−トラウマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月01日

精神の空洞化

社会適応することで人は人として互いの間にお互いを認め合う
社会はより期待した理想像に同一化することを求めて止まない
その為に規則や罰則を作り、それを守ることを要求する
その枠に適応するように幼少期から躾けられる

ややもすると強迫的な(脅迫的な)枠組みの中で育てられる
その典型が
「〜しなければならない」
「〜すべきだ」

これを遵守することを過剰に押しつけられた場合
強迫性格となりやすい
この強迫性格が真綿で自らの首を締め付けることになる
常に周りが何を期待しているか?
自分は何をすべきか?
どうしなければならないか?
この期待される像を自分の生き方だと錯覚する

いつの間にか
自分は一体何をしたいのか?
これで良かったのか?
自分のしたいことは何か?
解らなくなってしまう
それでも
自らにこれでいいはずだと言い聞かせつつ
精神はどんどん疲弊し、枯渇してゆ
そしていつしか不毛地帯と成り果ててしまう
これこそ「精神の空洞化」である

強固な価値観がある場合は(その価値観の是非は別にして)
それでも何とか破綻せずにいけるが
価値観が多様化している現在では容易に崩壊する可能性が高い
押し寄せる多様化の波に流されず
自らの基盤を構築し続けることは非常に難しい

呑み込まれるか、流されるしかないのか?
波に乗りつつも、決して流されず呑み込まれずに生きるにはどうすれば良いのか?
それは自らの欲望を知り、その欲望に素直に生きる覚悟を持つこと
自己分析をすることでその道を拓くことができる

シニフィアン研究所のHPはこちら http://signifiant-lab.com/
posted by あい at 14:53| Comment(0) | PTSD−トラウマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月26日

外傷体験

自然災害や事故、暴力や虐待などの外力による体験を外傷体験と呼ぶ
それらの外傷体験をしたからといって、すべてが心的外傷となるわけではない
同じ体験をしても、人それぞれ感じ方、受け止め方が違う

被害者となり、圧倒的な外力によって「無力」や「孤立無援」を痛感し
それらに対して抵抗や闘争を試みたとしても
いずれも無益に終わった場合、
防衛システムが崩壊、解体する方へと向かう

これらの外傷体験や危機が現実に無くなった後も
引き続き長時間にわたってシステムの異常事態が続く
この余りにも激しすぎる状態は心身ともに様々な変化をきたす

その体験の記憶が無くなり、思い出せない
逆に細部に渡り記憶しているのに、何の感情も湧かない
感情は記憶しているのに、体験の記憶がない
いつも緊張し、憔悴しているがその原因がわからない
突然、意志とは関係なくその体験が入り込んでくるetc
何らかの外傷体験がある場合、心身に刻印され症状となって現れてくる

これらの症状がある人は、PTSDの可能性が高い
もしかしたら・・・と思われた方はご相談ください

シニフィアン研究所のHPはこちら  http://signifiant-lab.com/
posted by あい at 20:13| Comment(0) | PTSD−トラウマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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